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珍客到来!コーモクン [しぜんモノがたり]

今日は一日、コーモクンの話題で持ちきりだった我が家。

コーモクンって何?
そうですよね~、それだけではわからないですよね。

いやぁ、今朝、子ども達の食事が終わる前に自分の身支度をしようと洋服ダンスのある3階のお部屋(寝室の北側、半分ロフト上になっている天井の高い部屋)に入って行くと、4階部分にあがる階段の下に、なんか落ちてたんですよ。

黒くて、紙をくしゃくしゃにしたような妙な形。
ん?まさか、ごき・・・にしては大きいし・・・なんだろ?

・・・とよく見たら、ぬわぁんと、コウモリ!
コウモリの死骸が1つぽつねんと落ちていたわけです。

わぁぁぁ、こ、こ、コウモリ!
「長男君、次男君、きてきて!」と大きな声で呼びました。

ここが野生児ママなのですが、怖いとか気持ち悪い、とかじゃなくて、面白い!と思ったわけで・・・。パパだったら、きっとそうはいかなかったことでしょう。

「あ、ほんとだー」と子ども達も大喜び。

それでも、さすがに何か病気でもあるといけないし、素手で触るのはどうか?と思い、厚紙に載せて、とりあえず運んで「じゃ、土に埋めてあげよう」と言ったところ、長男が「僕、埋めてくる!」(カブトムシを埋めている植木鉢に?)とわっし、と迷わず手に載せて、階下に降りていきました。

お、お、止める暇もなかった・・・。まぁ、たぶん家の中に迷い込んで餓死しちゃったんだと思うし、昨日は気づかなかったから死んでからそんなに時間も経っていないだろうから、手を洗えばいいか・・・。

でも・・・なんと、長男、手の上にのっけて持ち歩いている間に愛着がわいちゃったんですね。
「僕、埋めるの嫌だ!コーモクンっていうの、この子」

確かに、ちょうど子供の手の上にちょこんと乗るサイズですし、実はコウモリって結構可愛いんですよね。その気持ちもわからぬではないのだけれど・・・でも、死骸だしねぇ・・・。

昔、私が中学生だった頃、一度教室に、コウモリが飛び込んできたことがあるんですよね。で、みんなで、鳥?!とかいって雑巾を投げたら、ヒットしてぽとっと教卓の上に落ちてきたそれがコウモリだった。

好奇心にかられてちょいと触ってみたら、胴体のところは、すごく柔らかい毛で覆われていて、ハムスターみたいなさわり心地って言えばいいのかしらん? で、羽のところは、少ししっとりしたカエルの水かきみたいな(というたとえで通じる人は少ないかもしれないけど)感触。

顔は、おめめがきょとんとしていて、上向きの鼻で、可愛い口と耳があって・・・いや、ほんと、よく見ると結構愛嬌があるんですよね。これが。だから、ほんと、長男の気持ちがよくわかったんだけどね。

次男の方も大喜びですが、でも、さすがにちょっと触るくらい。
でも、得意の「こやい~」(怖い)は出ませんでした。
うーむ、下手物好きだな、こいつは。やっぱり。

で、ママは、ふと見上げると、20歳頃、木の葉さんと訪れたロスの本屋さんで見つけたコウモリ絵本「ステラルナ」ちゃんの指人形(羽のところにマジックテープがくっついていて紐からぶらさげられるようになっている)があるのを発見!

Stellaluna

Stellaluna

  • 作者: Janell Cannon
  • 出版社/メーカー: Harcourt Childrens Books (J)
  • 発売日: 1993/04
  • メディア: ハードカバー


コウモリ(fruit bat)の赤ちゃんのステラルナちゃんの成長が描かれている絵本です。

確か絵本も買ったよなぁ・・・木の葉さんちかなぁ・・・ということで、パパと木の葉さんに、今日の驚きを写メ。さすが木の葉さんは「ステラルナ!」という返信が来ましたが、パパは「コレ何?」と・・・「いやぁ、ごきぶりかカブトムシかと思ったけどちょっと違うみたいだし、なんだかわかんなかったよ」ということでコウモリと言うと、超驚いていました。「なんで?!」って。

そりゃー、驚くよね。だって自分ちの中だもん。

私だって驚いたわよ。だって、飛んでればわかったけど、まさか死んでから気づくなんてね・・・高い天井の部屋だったのも気づきにくかったんでしょうね・・・しかし、どこに止まってたんだろう・・・たぶん窓が開いていた日(でも平日は不在だし、網戸で開けていることがほとんどなので入れたのは本当に超偶然のことだと思われる)に飛び込んで出られなくなったんだろうね・・・お腹減っただろうなぁ・・・かわいそうに・・・。

確かにその死骸、胴体の大きさこそ親指くらいかなって感じだけど、セミみたいにぺっちゃんこになっていました。赤ちゃんコウモリだったのか、やっぱり餓死したからやせ細っていたのか・・・。

で、保育園に出発。次男は、ステラルナちゃんを腕に巻いて。そして、長男は・・・「コーモクンをみんなに見せてあげるの!」と・・・ママは「とりあえず・・・先生に見せようね・・・」と・・・だってやっぱり衛生的にわからないですからね。アレルギーのあるお子さんもいらっしゃるし。

お隣のおうちのパパがちょうど出勤で出てきて、「ほら、見て!」と長男。「これなに?」「コウモリだよ!」「ええっ!このへんにいるんだ!」と超びっくり。しかも、それを手に載せて歩いている少年に驚くよね(笑)

保育園で、先生方に見せたら、先生方も大びっくりでした。当たり前です。「このへんでいるんだ!」と。まぁ、でも、私は中学校にも入ってきてたし、部活の帰りによく飛んでたし、今も職場の駐車場のところで見掛けたりするから、まぁ、別に居たこと自体は驚かないんですけど、見たことなけりゃ、この都会のど真ん中にコウモリいたら驚くわな。

しかも、死骸とはいえ、手乗り・・・。

とりあえずお部屋に持ち込むのはどうか、ということで、ママがそこで回収してビニール袋に入れて(結局終日カバンの中で持ち歩くハメに・・・どういうシゴトカバンでしょう・・・汗・・・)、子ども達はテラスの水道で手を洗わせて、持ち帰りました。

で、お迎えのときに園長先生に「朝はお騒がせしました。でも、可愛いからずっと持ってる、埋めないんだと聞かなくて・・・」と言ったら先生が「埋めてあげないと天国に行けないよ、と言ってあげるといいんじゃないかしら。あと、よかったら園庭に埋めていいですよ」とおっしゃってくださって。

それで長男を園長先生と一緒に諭して、園庭の片隅に埋めさせていただきました。

・・・そっくりなコーモクン人形の製作を約束されたんですけどね・・・。
(ということで、木の葉さんが手芸店に行くというので濃いグレーの柔らかい毛のついた布を依頼中)

長男と、次男と、一緒に手を合わせて冥福を祈りました。

(もう少しすると、実物写真が登場しますので、お嫌な方は、お控えください・・・)

ちなみに、ママは、すぐにAmazonでステラルナの絵本と、それからコウモリの絵本を注文しました。

コウモリうみへいく

コウモリうみへいく

  • 作者: ブライアン リーズ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 大型本



まちのコウモリ (ふしぎいっぱい写真絵本)

まちのコウモリ (ふしぎいっぱい写真絵本)

  • 作者: 中川 雄三
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 大型本


さっそく明日届くようなので楽しみです。

さらに、夕方になって、長男はコーモクンが恋しくなったらしい。
かなり寂しげにしていて、思い出して泣きそうになっていました。

次男は・・・「コウモリって、(仮面ライダー)キバのキバットバットだよ」とママが朝言ったのを思い出して、お面ランド(雑誌付録のお面がいっぱい入っている袋)から、キバのお面を取り出して変身していた・・・。

同じ兄弟なのにこのリアクションの違い・・・。

ママは、お人形を作る下絵のつもりで、ママの観察したコーモクンをイラストにしてみましたよ。
Image1.jpg
そうしたら、長男もコーモクンの絵を描いていました。
かわいい!!!

「コーモクン、また来てくれるかなぁ」「そうだよ、コーモクン、死んじゃったけど、長男君にこんなに大好きになってもらって幸せだなって思ってるよ、きっと。お星様になって見てるよ、って言ってるよ」「そうだね」

なんて話しているうちに「そうだ、コーモクンの絵本を作ろう!」という話になりました。

今日は時間切れでねんねしましたが、たぶん長男は自分でお話しを作り、描き、絵本を作ることでしょう。素敵だなぁ、楽しみだなぁ。

さらに、いつもは、寝室の窓を開ければ「おばけが来る」、北側の部屋の扉も「怖い」といって開けてくれないし、しかも冷房しないと寝苦しくて汗だくになってしまう子ども達なので寝室も閉め切りで冷房なのですが、今日は「コーモクンがまた来るかもしれない。こっちのお部屋にもコーモクンのお友達がいて、寝てると遊びに来るかもしれない」と言って、全開にしてます。

さすがに蚊に刺されても嫌なので「だいじょぶだよ、網戸をしてても、網戸にこつんって音がするし、張り付くから遊びに来てくれる」といって網戸にしてもらいましたが、うとうとしては「下できーって音がしたよ、コーモクンが来た!」とか長男ワールドはほんと、コーモクンでいっぱいのようです。

明日、またコーモクンのお話しをつくろうね。

ステラルナの絵本の到着も待ち遠しいです。
楽しみ!
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Susumu

イエコウモリ(別名アブラムシ)ですね。きっと。
古い木造家屋の軒下などに巣を作って、夏の間は日がくれると飛び出してきて、あたりを飛びまわり虫を食べます。
場合によると、水田のあるところまで飛んで行って水田上を飛んでいる昆虫を食べることもあるようです。

ただ、こうもりの類は体にダニが寄生している事が多く、コウモリが死んで体温が下がるとダニは体を離れて這い回ります。

僕の経験ではダニが体を離れるのはコウモリが死ぬとすぐなので、子供さんが手にしたときはダニがいたとしても体を離れてどこかに行ってしまった後だと思います。

コウモリのダニは人間にはつかないと思いますが、正確にはどうか知りません。


by Susumu (2009-08-25 22:26) 

mamaru

おおっ、やっぱり先生はご存じでしたか。
なるほど・・・イエコウモリ・・・古くない狭小住宅の軒下に巣があるのか?!まさか!?探してみるか?

ダニ!とりあえず、子ども達が触ってどうこうはなさそうですが、どこかに行って・・・ってということは、つまり、家の中にいたら、そのダニ君たちは、我が家の中にいるのかな?!

おおっ。さっそく大掃除しなくちゃいけないかもしれませんね・・・ダニアースが確かあったような・・・。
(ごそごそ・・・探している・・・)

あ、ありました!ごき嫌いの旦那が買いおきした(滅多にあんなもの出ないのに)害虫駆除用がダニも対応している模様です。

とりあえず死滅していることを祈りつつ、明日は、出勤時にダニアースをしかけて出かけようと思います。

ダニに刺されたら嫌ですもんねぇ。

その後は大掃除だぁ!

by mamaru (2009-08-25 23:21) 

mamaru

・幼獣は黒っぽい
・8月初旬が巣立ち期
・・・ということから、どうも子供が巣立ったところだったのかも・・・大きさが小さくて平ぺったかったのも、なんとなくそれで納得。

長男が「男の子だ」と言っていたので雄かもしれません。

「かつては、家に棲みついたり入ってきたりすると縁起がよいとされたコウモリ」「子宝に恵まれる」とか・・・なぬ!?

でも、とりあえず室内で長く暮らしていたとしたら、糞とかダニとか気になるので、まずは大掃除ですな・・・。
by mamaru (2009-08-25 23:29) 

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