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弟の結婚式 [ふうふモノがたり]

今日は弟の結婚式でした。
幸いにしてお天気にも恵まれ、皆様あって今日の日が迎えられたこと嬉しく思います。
そして、インフル騒動も無事落ち着いて当日全員で参加できたこと・・・(汗)
いやぁ・・・どうなることかと、ほんと、思いました。

さて、今日、私は10年ぶりくらいでしょうか。
着物を着ることになりました。

前回は娘時代。
成人式で作ってもらった挿絵画家・岩田専太郎の手描き振り袖。
友人の結婚式で着たのが最後です。

今回は、その頃、祖母が作ってくれた辻が花の着物。
花緑青、若竹色、翡翠色、といったあたりのグラデーション。
そして、藤の花の辻が花絞り。

しつけもほどいていなかったのをようやく着ることができます。
しかも、今日は祖母も上京するので、その様子を見せてあげられるのも嬉しいこと。

白地におしどりの帯を合わせ、帯締めは白と金の両面。帯揚げや半襟は白。
若妻風の華やいだ取り合わせです。

ただ、着物だと子守はできません(笑)
パパによろしく、と頼んで、もう今日はおしとやかに過ごすぞ~!

実家の近くの美容院は、娘時代にずっとお世話になっていました。
ずいぶんご無沙汰しています。

家を出る前に、お化粧をしていったのですが、いやぁ、お化粧するのっていつぶり?!
化粧品、どこにある?!ちゃんと使える!?という情けないていたらくです・・・。

髪を結ってから着付けになるので、前あきのワンピースにショールを羽織って。
タクシーだから薄着で出かけてしまいました。
足元は5本指ソックスにぞうり・・・あんまり人には見せられないですね(笑)

美容院に行くと、母の髪が仕上がったところでした。
母は着付けに、私は髪結い。

「何か希望あります?」
「いやぁ、お任せで」

こちらの美容院、母がいつも着付けと髪結いをお願いしているのですが、とっても上品で自然な髪型がいつも好評なので、まぁ、お任せで・・・と思ったら、私の髪結いが終わった頃、母が着付けを終えてでてきて「・・・あれ、芸者さんみたいね(笑)」と・・・。

どうも、私の顔立ちは和風なので、ついそういう感じになるのかな、と思いながら着付けに入りました。

久々の着物。背筋が伸び、なんだか全身の筋肉が心地よく緊張します。
一つ一つ身にまとうごとに、凜としていくようで。

「これ入学式でもいいですよね」
「そうですね。帯揚げをピンクや薄いオレンジにして春らしくして」

着物は帯や小物の合わせ方でがらりと雰囲気が変わっていいですよね。
せっかくだから、来年の入学式も着物にしようかな。

・・・で、着付けを終えたら、なんと銀座のママが鏡の中に!!(笑)
一緒に行くために美容院についていたオバも思わず「銀座のママみたい!」と・・・
いやぁ、ほんと、わたしも、ありゃー、と・・・

美容院のマスターも、慌てて、結局髪をやり直すことに。
仕上がりはすっきり、私らしくなりました。若奥さん風♪

実は最初の髪型をやっていたときに、美容院の奥さんが
「若いんだからもっと上にしたほうがいいわよ、横はすっきり」
みたいに、何度かマスターに言っていたのですが、彼の中で世界ができてたんですねぇ(笑)
うるさいなぁ、って感じのようすが鏡に映っていましたが、でも、奥さんが正解だったらしい!

いやはや、でも、上手にできて、ほんとうに良かったです☆
日本髪だけれどほんとうに自然で楽で崩れないんですよ。腕がいいんですよね。

ただ、予定時刻をずいぶんオーバーしてしまい、タクシーに乗って急いだものの挙式に遅刻になってしまいました・・・とほほ・・・。

今日の挙式は明治学院大の記念館チャペル。
ミッション系の学校の出身の方は、これがほんとうにうらやましいですよね~。
伝統のチャペルでの挙式は、とても素敵なこと。

しかも、今はクリスマスの季節!
いやぁん、学校の見学もしたーい。と思いながらチャペルに駆け込みました。
着物なのに走ってるし(笑)

穏やかな冬の日差しがステンドグラス越しに差し込んでいます。
傍らには赤を中心に彩られたクリスマスツリー。
こぢんまりとしていましたが、ほんとうに素敵なチャペル!!

そして、挙式がほんとに素晴らしかった。
何が素晴らしいって、雰囲気もそうですが、神父さんのお話しが、実に良かった。
今までに列席した教会式の中で一番心に染みるよいお話しでした。

いやこれ、身内だからではなく、ほんとうに、実のある暖かなお話しでね。
長年連れ添ったご夫婦も、独身者も、感動したわ、と好評だったから私だけではなかったようです。

好きで一緒になった二人。

でも、人間良いところも沢山ありますが、そうでないところも必ずある。
完璧な人間などいません。

また、最初のうちは互いに思いやっていても、時間が経つにつれ、相手に甘えて、好きなことをやって、知らず傷つけていることもあります。

その結果、一緒にいられなくなる場合もある。

けれども、原点である今日の日の気持ちを忘れずにいること。
そこに立ち返れば、いつまでも末永く幸せな夫婦でいられることでしょう。

なんというか、うわべだけの話でなく、実のあるお話し。
私たち夫婦にとっても、夫婦である意味と時間を思い返すよいひとときとなりました。
パパはどうだったかな???(笑)

後で新婦に「いやぁ、教会も素敵だったけれど、神父さんのお話しが実に良かった!」と感想を述べたら、「でしょう~!だから絶対にそうしたかったんです」と。いや、ほんと、これは素晴らしいわ。明治学院大学の学生さんたちは、日々その謦咳に触れているのでしょうね。

披露宴は移動して、恵比寿のウェスティン東京ホテル。
こちらもクリスマスの装飾が品良くきらびやかで美しかった!
Image1.jpg
披露宴会場の入口には新郎新婦こだわりのウェルカムボード。
藍染めのハンカチには楽譜とバイオリンとチェロが。
そして、前撮り撮影のときに使ったプリザーブドのブーケが!
実はこちらにもバイオリンとチェロがついているんですよ♪

こちらは、披露宴の間、ずっとロビーに飾られていましたが、通りかかるカップルが、みんな、「わぁ、これ素敵だね!」と注目してました! いや、最初、知り合い?と思ったらそうじゃなくて、たまたま見た人が、いいね~って見てたので、びっくり。

そして、奥には、じいじが撮影した前撮りの写真。私のドレスをリフォームした純白のドレスと、母が手作りしたオフホワイトのドレスとマリアベールの写真が飾られていました。二人の子供の頃の写真もあって。

披露宴では、オーケストラで出会った二人だけに、先生、ご友人、そして、新郎新婦が入って、と、皆さんに素敵な演奏を聴かせていただきました☆ 子ども達が出入りするので、ゆっくり聴けなかったものもあって、残念だったけれど・・・。

挙式では、ユーチャリスとジャスミンのキャスケードブーケでしたが、お色直しでは、ジュリアという茶色のバラに、フリルと縁取りが美しい秋色のトルコ桔梗、ハート型の葉っぱが可愛いハートカズラなどのブーケで、これまた可愛い。

挙式と披露宴で2wayだった清楚ながら、新婦の雰囲気ぴったりのドレスにマッチして、いやぁ、ほんと、新婦がキレイだったなぁ。ヘアとのバランスも素敵だったもの。

九州で私の祖父が開いた写真館を継いでいるおじが、カメラマンをしてくれたのですが、なんと、長男も、パパのデジカメを借りて、あれこれと勤勉に撮影に励んでいました!うふふ、じいじの孫ですね♪

子ども達のお洋服は次男が、ロスにいる両親の友人からのお下がりのワイシャツとセーター、ズボン、サスペンダー。長男は、入学式に、と職場の先輩が、譲ってくださったお下がりのスーツにワイシャツ、セーター。そして、二人のネクタイは、母校・早稲田大学の古いネクタイをいただいたものを、長男はネクタイ、次男は蝶ネクタイにリフォームしたもの。木の葉さんが仕立ててくれました。

披露宴は、3時間以上だったかしら。
ゆっくりとおいしいお食事をいただき、親族が交流した時間。

緊張している弟もほほえましかったです。
最後の挨拶で「・・・ということでお祝いの言葉とさせていただきます」って自分で祝ってどうする!と思わずつっこみたくなる姉でしたが、まぁ、これはご愛敬。

何より、二人が幸せそうな様子を見ていることが、みんなにとって最大の幸福でした☆

ほんとうにおめでとう。
末永くお幸せにね☆
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コメント 2

ninnin

いいお式と披露宴でホントによかったですね〜(#^.^#)
おめでとうございます\(^^@)/
by ninnin (2009-12-19 23:39) 

mamaru

ありがとうございます★
しかし、銀座のママの写真!撮っておけばよかったと後悔です(笑)
by mamaru (2009-12-21 12:00) 

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