金沢21世紀美術館・しいのき迎賓館 [こどものおでかけ]
あぁ、眠い・・・。
前記事もたくさんある写真の加工やら、書きたいことが盛りだくさんやら、一方で、眠いしなんだか頭がまとまらないやら、で、個人的にはまとまりの悪い記事だなぁと思っていて、また改めて次の記事・・・とも思いましたが、あまりにも充実した2週間だったので吐き出さないと大変!
ということで、頑張ってもう一つだけ今日は書いておこうと思います。
石川に帰省して、お針子さんに「どこか行きたいところある?」と聞かれ、真っ先に「金沢21世紀美術館」(http://www.kanazawa21.jp/)と答えたのは、何を隠そう行きたいイベントがあったから!
以前、お仕事でお世話になった(http://mamaru-vol1.blog.so-net.ne.jp/2009-11-07-1)JAXAの方から、関連イベントに出るというお知らせをいただき、夏休み期間にもやっている展示だったから、ぜひ見たいと思っていたのです。
それと、博物館好きの私は以前、こんな本を買っていて。
本屋さんでぱらりと見たら、結構行ったことがあったところや好みのスポットが紹介されていたので購入したのですが、これで見て、石川に帰省したら行ってみたいなぁと思っていたのです。
それで、連れていってもらったのは、たぶん8/13の出来事だったと思います。
(ボケ若人なので既に日付がわかんなくなっている)
車で一路金沢へ!帰省先からは約1時間くらいだったかな。
次男は途中で既に気が遠くなりかけていました(笑)
外観もモダン、外回りには体験型の大型アート作品がいろいろあります。
このカラフルなのは中から外を見ると、人だったら太ったり痩せたりするし、色も、赤や黄色や重なったところではオレンジにとか、形状や色が変化して見えるのが面白いんですよね。子ども達は「ママ、ふとっちょだ!」と大喜びして、でも、出てきて「ママ、ダイエットしないと、本当にお腹出てるよ」と長男・・・ほっとけ!
下の2点は21世紀美術館といえば、という象徴的な作品ともいえる、レアンドロ・エルリッヒのスイミング・プール。地上部分は無料で見られて、水面下(地下)については有料で見られます。
これ、面白いです。
自分が鑑賞しつつ、一方で鑑賞されること。
また、水中からの光景を純粋に体験できること。
大人も、子供も、つい、ワクワクして、面白くなってしまいます。
現代アートって、前から時々見て書いていますが、実際、「よくわからない」世界--
でも、繰り返し見えていて思うことは
「こころで感じる作品」と「からだで感じる作品」
の2つのパターンがあるんだな、ってこと。
また、
「おもしろいと思う作品」と「こりゃだめだと合わない作品」
の割と両極が多いなということ。
いわゆる絵画や彫刻作品でも、もちろん、その両方があるのですが、合わないなと思う作品でも、「こりゃだめだ」とちょっと見ていて辛いなとかこれってアートなのかなと思うものはあまりないのですが、現代アートの場合は、このだめな方の触れ方が激しい気がします。
でも、物理的な大きさや、また、刺激的な感じで、現代アートって家の中に持ち込みづらいですよね~。
あ、でも、ミュージアムショップのデザインが美しかったり、意匠が面白かったりするグッズ、小物類なんかだったら、逆に気軽に持ち込めるけど、絵画以上に買って家で楽しめる余地が少ない気がする・・・っていっても、現代じゃない絵画作品だってでっかいし、良いモノは高額だし、持ち込めないか・・・。
結局、アートは身近にありつつ、そういう雰囲気を取り入れつつ、でも、鑑賞するとなるとやっぱり美術館なりそれなりの舞台じゃないとわからないものもある、ということなんですかね。
そういうことを考えていると、現代アートもそうじゃないものも、底流にあるものは共通しているのか、とようやく合点が行くようになったような。
わからないと思いながらも、触れているうちに感じられるものが増えてきているのかも?
・・・とつい横道にそれましたが、この21世紀美術館は、現代アートってなんじゃらほい?と懐疑的だった私がそういう実感に急に近づくことができた、という意味で、現代アートに触れ、近づくことができた場所という点で、もくろみとして非常に成功しているのかも、と思います。
企画展ではヤン・ファーブルと舟越桂の作品が展示されていました。
昆虫や骨格、血液、画鋲など、モチーフや素材としておどろおどろしいものを扱いつつも、でも、美しい、とか、面白い、と思わせるヤン・ファーブルの作品。
次男は、玉虫でできた骸骨がテンかなにかの剥製をくわえている作品を見て、「かわいい!」と叫んでおりました。たぶん小動物が可愛いと思ったんだと思うけどね。
血の池にたたずむオトコの作品では「パパだ!」「パパだ!」と口々に叫ぶ子供達・・・。
というのも夏のはじめに、パパが腕を14針縫う大けがをして救急で行ったりしたことがあり、夜中のことだったので子供たちはそれを実際には見ていないのですが、血まみれ、という状況から、パパの怪我、を連想していたわけですが、他の来場者にはそれはわかりませんからね・・・。
この叫びをどんな気持ちで耳にしたのだろうと思うとちょっと複雑・・・。
舟越桂の作品は、子ども達は妙なところから手が生えていたりしてちょっと怖かったみたいです。
でも、最初、ふーんと、思っただけだったのですが、展示室をいくつか見て回るうちに、作品が面白いなぁと思うようになったのは、作品の力と、展示した学芸員さんらスタッフの力だと思います。
この企画展は、実際、この場所に引きつけられて訪れなかったら、自分でこの展示を目的に足を運ぶことは絶対になかったと思うけれど、実際に見てみたら、面白いなとかキレイだなと思う自分がいたのです(でも、買って家に飾りたいものではないけど・・・狭くて物理的に飾れないことはおいといて)。
白くて大きな迷路のような箱である美術館というシチュエーションをうまく活用して、作品の力を引き出している点ですごくしっかりしたスタッフ、ブレーンがいるんだろうなぁと思ったりしました。
以前訪れた東京大学総合研究博物館小石川分館(http://mamaru-vol1.blog.so-net.ne.jp/2009-11-09)もそうですが、モダンな印象を醸しだし、現代のアートを際だたせる舞台として、この白い壁、空間というのは、必須なんだなぁと。
また、一方で意外と青空や芝生、自然の空間というのも、もう一つの舞台だなと思うのですが、この両方が、それぞれに体験でき、またその二つの舞台が融合して作品となっているジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」(あいにく訪れた日は曇天で滞在時間も短かったので、白い壁に白い窓があり、変化に乏しくて、残念でしたが・・・)があったり、そういう点でも、21世紀美術館という場所、空間自体が、一つの生きたアート作品でもあるんだな、という印象を持ちました。
それから訪れたかったイベントは「OPEN SKY PROJECT」という八谷和彦(http://www.petworks.co.jp/~hachiya/hachiya_kazuhiko/Information.html)さんのプロジェクト展示。
『風の谷のナウシカ』で出てくる航空機を実現しようという試みです。
宇宙や飛行機、空を飛ぶこと、潜水艦、水に潜ること--
電車や車という陸上の乗物好きのこどもたちに、空や水も自由に行き来したいという夢を持ってもらえたら嬉しいなぁと思っている私。子供達と一緒に訪れたかったのです。
こういう思いってクチにだしてやらせるより、いろいろ体験させているうちに、子供の中で育っていけばいいと思うんですよね。親が、こうしなさい、と言うよりも、環境の中に、そういう場を設けていけば、子供は好きなように自分の中に取り入れていく、と思うのです。
子供は親よりも、ずっと無限の世界を持っているし、将来の時代は、必ず我々が扱う問題よりも広い世界を持つはずだから--。
上下左右、自由自在に、子供の世界を広げられるような機会を作っていく一方で、最終的にその夢がどこに行ったとしてもできるだけ自分で到達できるだけの力が身に付いていたらいいなぁ、というのが私の想いなのですが、そういう思いがこういう場で感じられるのではないかと強く願った訪問でした。
ちなみに、このテントの中のネッド君の絵本は長男がこの夏に読もうとして図書館で借りてきた本で、本人も驚いておりました。
また、21世紀美術館には保育スペースのほか、アートライブラリーやワークショップスペースなどもあります。ワークショップ面白そうだったけど、時間が合わなくて参加できず残念でした。
それからミュージアムショップもチェック!
長男には復刻版の840円もするビスケットを買わされてしまいました・・・
私はくろべえのような黒猫のモビール(黒猫グッズに弱い私)、パラパラブックス2点、ビーズの指輪を購入。
パラパラブックスのことは、以前なんだったか雑誌か何かで存在を知っていて興味があったのですが、実物を発見し、その面白いこと!!
さらに、そうだ!最近、アニメやゲームに関心がある長男とパラパラ漫画作って遊んだら絶対に面白いぞ!と思い、すぐ購入を決定。4種類ありましたが、単純に面白い「めからかいこうせん」と動きが面白い「ばくだんむし」の2つに絞りました。
「めからかいこうせん」では、長男は「残像」についても理解。
こういう体験が、知識と繋がったとき、勉強も面白くなるんですよね~。
あと、この本も買ったの!
実はシリーズがもう1冊あったんだけど熟慮の末、1冊にしました。
これ、本当にすてきな本なの。
ぜひ子供たちと一緒にやりたいなと思って。
・・・こういう本、本当に好きなんですよね。
見てるのも好きだし。
収集マニアみたい、私(笑)
また、市民ギャラリーも見てきました。
1階のスペースの大胆な美しい花の絵と椅子も美術館の見所の一つですが、また、地下へ移動するエレベーターすら見所なんですね。お針子さんに教えてもらって「おおっ!」でした。
市民ギャラリーでは、ちょうど表具師さんたちの団体が展示をしていて、1つ300円でうちわを制作する体験があったので、子ども達にもやらせてみました。ちょっとコツがありますが、これは、研究すればおうちでもできる! よくもらうプラスティックうちわをオリジナルうちわに変身させて遊ぶのも面白そうです。
で、美術館を2時間くらいだったか見たあと、その近くにある「しいのき迎賓館」(http://www.shiinoki-geihinkan.jp/)に行ってきました。
ギャラリーやセレクトショップ、ポール・ボキューズのフレンチ、カフェがあるそうです。
県庁の建物を上手に再生し、21世紀美術館と合わせて見所の一つとしていて、周辺の町並みにも文化の香りが漂い、エリア開発、建物の再開発の事例として非常に興味深いと思いました。
いつか機会があったら、レストランも訪れてみたいなぁ。
(好奇心と食い意地です)
それから裏手ににまわったらたまたま『親子de遊ぼう木の遊園地』という企画をやっていました。
おもちゃの写真などはこちらのサイト(http://www.ooyama-mokuzai.com/、http://www.simizzy.com/)を、見ていただくとよいかもしれませんが、身体を大きく使って遊ぶさまざまな木の遊具があり、長男は全種類制覇に向けて、汗だくになってチャレンジしていました。
一方次男は、滑り台にペイントできる体験にはまり、描きまくり!さらに描きながら滑ったりして、べたべたになって遊んでいました。やることが大胆で面白いな~。
また、木の実や木ぎれでいろいろ作ったりして遊べるコーナーがありました。ここで、次男は木のケーキを作っていましたよ。長男は丸太の切れ端に絵を描いて。こちらにあった遊具で、木ではないのですが、磁石に薄い発泡スチロールをくっつけた竹とんぼのような遊具は単純だけど、すごく面白くて。大人もすっかりはまっていましたよ。
子ども達が大きくなってきて私のおもちゃ魂は少しばかり落ち着いてはいたりしますが、こういう体験に触れると、やっぱりおもちゃの世界って楽しいんですよね。
・・・とこれからの秋冬シーズン、子供達の誕生日やクリスマスでおもちゃ魂が刺激されることが多いから、買いすぎないように気をつけねばと気を引き締めつつも、やっぱり私は好きなんだなぁと実感。
半日過ごした金沢でしたが、非常に好奇心が刺激され、心の栄養になった素敵な時間でした。
お針子さん、どうもありがとう!
前記事もたくさんある写真の加工やら、書きたいことが盛りだくさんやら、一方で、眠いしなんだか頭がまとまらないやら、で、個人的にはまとまりの悪い記事だなぁと思っていて、また改めて次の記事・・・とも思いましたが、あまりにも充実した2週間だったので吐き出さないと大変!
ということで、頑張ってもう一つだけ今日は書いておこうと思います。
石川に帰省して、お針子さんに「どこか行きたいところある?」と聞かれ、真っ先に「金沢21世紀美術館」(http://www.kanazawa21.jp/)と答えたのは、何を隠そう行きたいイベントがあったから!
以前、お仕事でお世話になった(http://mamaru-vol1.blog.so-net.ne.jp/2009-11-07-1)JAXAの方から、関連イベントに出るというお知らせをいただき、夏休み期間にもやっている展示だったから、ぜひ見たいと思っていたのです。
それと、博物館好きの私は以前、こんな本を買っていて。
頭がよくなる遊び場ガイド (’09年版) (プレジデントMOOK―プレジデントFamily plus)
- 作者:
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2009/03
- メディア: 単行本
本屋さんでぱらりと見たら、結構行ったことがあったところや好みのスポットが紹介されていたので購入したのですが、これで見て、石川に帰省したら行ってみたいなぁと思っていたのです。
それで、連れていってもらったのは、たぶん8/13の出来事だったと思います。
(ボケ若人なので既に日付がわかんなくなっている)
車で一路金沢へ!帰省先からは約1時間くらいだったかな。
次男は途中で既に気が遠くなりかけていました(笑)
外観もモダン、外回りには体験型の大型アート作品がいろいろあります。
このカラフルなのは中から外を見ると、人だったら太ったり痩せたりするし、色も、赤や黄色や重なったところではオレンジにとか、形状や色が変化して見えるのが面白いんですよね。子ども達は「ママ、ふとっちょだ!」と大喜びして、でも、出てきて「ママ、ダイエットしないと、本当にお腹出てるよ」と長男・・・ほっとけ!
下の2点は21世紀美術館といえば、という象徴的な作品ともいえる、レアンドロ・エルリッヒのスイミング・プール。地上部分は無料で見られて、水面下(地下)については有料で見られます。
これ、面白いです。
自分が鑑賞しつつ、一方で鑑賞されること。
また、水中からの光景を純粋に体験できること。
大人も、子供も、つい、ワクワクして、面白くなってしまいます。
現代アートって、前から時々見て書いていますが、実際、「よくわからない」世界--
でも、繰り返し見えていて思うことは
「こころで感じる作品」と「からだで感じる作品」
の2つのパターンがあるんだな、ってこと。
また、
「おもしろいと思う作品」と「こりゃだめだと合わない作品」
の割と両極が多いなということ。
いわゆる絵画や彫刻作品でも、もちろん、その両方があるのですが、合わないなと思う作品でも、「こりゃだめだ」とちょっと見ていて辛いなとかこれってアートなのかなと思うものはあまりないのですが、現代アートの場合は、このだめな方の触れ方が激しい気がします。
でも、物理的な大きさや、また、刺激的な感じで、現代アートって家の中に持ち込みづらいですよね~。
あ、でも、ミュージアムショップのデザインが美しかったり、意匠が面白かったりするグッズ、小物類なんかだったら、逆に気軽に持ち込めるけど、絵画以上に買って家で楽しめる余地が少ない気がする・・・っていっても、現代じゃない絵画作品だってでっかいし、良いモノは高額だし、持ち込めないか・・・。
結局、アートは身近にありつつ、そういう雰囲気を取り入れつつ、でも、鑑賞するとなるとやっぱり美術館なりそれなりの舞台じゃないとわからないものもある、ということなんですかね。
そういうことを考えていると、現代アートもそうじゃないものも、底流にあるものは共通しているのか、とようやく合点が行くようになったような。
わからないと思いながらも、触れているうちに感じられるものが増えてきているのかも?
・・・とつい横道にそれましたが、この21世紀美術館は、現代アートってなんじゃらほい?と懐疑的だった私がそういう実感に急に近づくことができた、という意味で、現代アートに触れ、近づくことができた場所という点で、もくろみとして非常に成功しているのかも、と思います。
企画展ではヤン・ファーブルと舟越桂の作品が展示されていました。
昆虫や骨格、血液、画鋲など、モチーフや素材としておどろおどろしいものを扱いつつも、でも、美しい、とか、面白い、と思わせるヤン・ファーブルの作品。
次男は、玉虫でできた骸骨がテンかなにかの剥製をくわえている作品を見て、「かわいい!」と叫んでおりました。たぶん小動物が可愛いと思ったんだと思うけどね。
血の池にたたずむオトコの作品では「パパだ!」「パパだ!」と口々に叫ぶ子供達・・・。
というのも夏のはじめに、パパが腕を14針縫う大けがをして救急で行ったりしたことがあり、夜中のことだったので子供たちはそれを実際には見ていないのですが、血まみれ、という状況から、パパの怪我、を連想していたわけですが、他の来場者にはそれはわかりませんからね・・・。
この叫びをどんな気持ちで耳にしたのだろうと思うとちょっと複雑・・・。
舟越桂の作品は、子ども達は妙なところから手が生えていたりしてちょっと怖かったみたいです。
でも、最初、ふーんと、思っただけだったのですが、展示室をいくつか見て回るうちに、作品が面白いなぁと思うようになったのは、作品の力と、展示した学芸員さんらスタッフの力だと思います。
この企画展は、実際、この場所に引きつけられて訪れなかったら、自分でこの展示を目的に足を運ぶことは絶対になかったと思うけれど、実際に見てみたら、面白いなとかキレイだなと思う自分がいたのです(でも、買って家に飾りたいものではないけど・・・狭くて物理的に飾れないことはおいといて)。
白くて大きな迷路のような箱である美術館というシチュエーションをうまく活用して、作品の力を引き出している点ですごくしっかりしたスタッフ、ブレーンがいるんだろうなぁと思ったりしました。
以前訪れた東京大学総合研究博物館小石川分館(http://mamaru-vol1.blog.so-net.ne.jp/2009-11-09)もそうですが、モダンな印象を醸しだし、現代のアートを際だたせる舞台として、この白い壁、空間というのは、必須なんだなぁと。
また、一方で意外と青空や芝生、自然の空間というのも、もう一つの舞台だなと思うのですが、この両方が、それぞれに体験でき、またその二つの舞台が融合して作品となっているジェームズ・タレルの「ブルー・プラネット・スカイ」(あいにく訪れた日は曇天で滞在時間も短かったので、白い壁に白い窓があり、変化に乏しくて、残念でしたが・・・)があったり、そういう点でも、21世紀美術館という場所、空間自体が、一つの生きたアート作品でもあるんだな、という印象を持ちました。
それから訪れたかったイベントは「OPEN SKY PROJECT」という八谷和彦(http://www.petworks.co.jp/~hachiya/hachiya_kazuhiko/Information.html)さんのプロジェクト展示。
『風の谷のナウシカ』で出てくる航空機を実現しようという試みです。
宇宙や飛行機、空を飛ぶこと、潜水艦、水に潜ること--
電車や車という陸上の乗物好きのこどもたちに、空や水も自由に行き来したいという夢を持ってもらえたら嬉しいなぁと思っている私。子供達と一緒に訪れたかったのです。
こういう思いってクチにだしてやらせるより、いろいろ体験させているうちに、子供の中で育っていけばいいと思うんですよね。親が、こうしなさい、と言うよりも、環境の中に、そういう場を設けていけば、子供は好きなように自分の中に取り入れていく、と思うのです。
子供は親よりも、ずっと無限の世界を持っているし、将来の時代は、必ず我々が扱う問題よりも広い世界を持つはずだから--。
上下左右、自由自在に、子供の世界を広げられるような機会を作っていく一方で、最終的にその夢がどこに行ったとしてもできるだけ自分で到達できるだけの力が身に付いていたらいいなぁ、というのが私の想いなのですが、そういう思いがこういう場で感じられるのではないかと強く願った訪問でした。
ちなみに、このテントの中のネッド君の絵本は長男がこの夏に読もうとして図書館で借りてきた本で、本人も驚いておりました。
また、21世紀美術館には保育スペースのほか、アートライブラリーやワークショップスペースなどもあります。ワークショップ面白そうだったけど、時間が合わなくて参加できず残念でした。
それからミュージアムショップもチェック!
長男には復刻版の840円もするビスケットを買わされてしまいました・・・
私はくろべえのような黒猫のモビール(黒猫グッズに弱い私)、パラパラブックス2点、ビーズの指輪を購入。
ばくだんむし(もうひとつの研究所パラパラブックスvol.3)
- 作者: もうひとつの研究所
- 出版社/メーカー: 青幻舎
- 発売日: 2009/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
パラパラブックスのことは、以前なんだったか雑誌か何かで存在を知っていて興味があったのですが、実物を発見し、その面白いこと!!
さらに、そうだ!最近、アニメやゲームに関心がある長男とパラパラ漫画作って遊んだら絶対に面白いぞ!と思い、すぐ購入を決定。4種類ありましたが、単純に面白い「めからかいこうせん」と動きが面白い「ばくだんむし」の2つに絞りました。
「めからかいこうせん」では、長男は「残像」についても理解。
こういう体験が、知識と繋がったとき、勉強も面白くなるんですよね~。
あと、この本も買ったの!
実はシリーズがもう1冊あったんだけど熟慮の末、1冊にしました。
これ、本当にすてきな本なの。
ぜひ子供たちと一緒にやりたいなと思って。
・・・こういう本、本当に好きなんですよね。
見てるのも好きだし。
収集マニアみたい、私(笑)
また、市民ギャラリーも見てきました。
1階のスペースの大胆な美しい花の絵と椅子も美術館の見所の一つですが、また、地下へ移動するエレベーターすら見所なんですね。お針子さんに教えてもらって「おおっ!」でした。
市民ギャラリーでは、ちょうど表具師さんたちの団体が展示をしていて、1つ300円でうちわを制作する体験があったので、子ども達にもやらせてみました。ちょっとコツがありますが、これは、研究すればおうちでもできる! よくもらうプラスティックうちわをオリジナルうちわに変身させて遊ぶのも面白そうです。
で、美術館を2時間くらいだったか見たあと、その近くにある「しいのき迎賓館」(http://www.shiinoki-geihinkan.jp/)に行ってきました。
ギャラリーやセレクトショップ、ポール・ボキューズのフレンチ、カフェがあるそうです。
県庁の建物を上手に再生し、21世紀美術館と合わせて見所の一つとしていて、周辺の町並みにも文化の香りが漂い、エリア開発、建物の再開発の事例として非常に興味深いと思いました。
いつか機会があったら、レストランも訪れてみたいなぁ。
(好奇心と食い意地です)
それから裏手ににまわったらたまたま『親子de遊ぼう木の遊園地』という企画をやっていました。
おもちゃの写真などはこちらのサイト(http://www.ooyama-mokuzai.com/、http://www.simizzy.com/)を、見ていただくとよいかもしれませんが、身体を大きく使って遊ぶさまざまな木の遊具があり、長男は全種類制覇に向けて、汗だくになってチャレンジしていました。
一方次男は、滑り台にペイントできる体験にはまり、描きまくり!さらに描きながら滑ったりして、べたべたになって遊んでいました。やることが大胆で面白いな~。
また、木の実や木ぎれでいろいろ作ったりして遊べるコーナーがありました。ここで、次男は木のケーキを作っていましたよ。長男は丸太の切れ端に絵を描いて。こちらにあった遊具で、木ではないのですが、磁石に薄い発泡スチロールをくっつけた竹とんぼのような遊具は単純だけど、すごく面白くて。大人もすっかりはまっていましたよ。
子ども達が大きくなってきて私のおもちゃ魂は少しばかり落ち着いてはいたりしますが、こういう体験に触れると、やっぱりおもちゃの世界って楽しいんですよね。
・・・とこれからの秋冬シーズン、子供達の誕生日やクリスマスでおもちゃ魂が刺激されることが多いから、買いすぎないように気をつけねばと気を引き締めつつも、やっぱり私は好きなんだなぁと実感。
半日過ごした金沢でしたが、非常に好奇心が刺激され、心の栄養になった素敵な時間でした。
お針子さん、どうもありがとう!
子ども達も元気いっぱいの楽しい夏休みでしたね^^そろそろ宿題は終えたかな?
by お針子 (2010-08-21 07:03)
このところ、夏の疲れが一気に出たか、本当に夜起きていられなくて、全然更新できずじまい・・・にんにく卵黄のコマーシャルとか思わず真剣に見てしまっている始末です(笑)
おかげさまで新学期が始まり1か月!
毎日元気で親の体力が足りません・・・
by mamaru (2010-09-20 20:14)