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魚!星!虫!獅子吼! [しぜんモノがたり]

前記事(http://mamaru-vol1.blog.so-net.ne.jp/2009-08-18-1)に続き、石川県の記事3つ目です。いつもながら充実の夏休みであります★

夏の楽しみと言えば?いや、石川県での楽しみと言えば?やはり自然とのふれあい。特に夏は、虫関係が一番楽しいんでしょうかね~。ママの苦手な芋虫系も少なくなりますし(蝶々になるから)、いい季節です(笑)

GWの生き物体験の記事(http://mamaru-vol1.blog.so-net.ne.jp/2009-05-11)を読み返していたら、あの頃は、アマガエルが大盛況、でもトノサマガエルはいない・・・って話でしたが、今回はアマガエルもずいぶん少なかったなぁ・・・しかも見つけたアマガエルは結構痩せた子だった!外がうるさいほどのアマガエルの声・・・だったGWとは裏腹にあまりその声は聞こえず。

でも!トノサマガエルは出てきていた!私が子どもだった頃よりは少なくなっていましたが、それでも、1日2匹は見つけたので、なんだか嬉しくなりました。

さて、今回の石川行きの自然体験アイテムの筆頭としては、「星座板」ですね!
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七夕のときに、長男は保育園でプラネタリウムに連れて行ってもらったんですね。それで、夏の大三角形やさそり座(私と長男はさそり座なのです!)を学習してきたから、ぜひ、今回ホンモノを見せてあげたいなーと思い、本屋さんで購入したものです。

本当は星空は冬のほうが空気が澄んでいてよく見えるんですよね~。高校時代に、地学の宿題で夜の星空の観察をしたのが懐かしいです。

でも、石川ならば夏でも満点の星空・・・だったのは、やっぱり思い出ですね。パチンコやさんやたくさんのネオンができて、だいぶ空が明るくなりました。夜花火を2回したのですが、2回目は曇天だったので、1回目のときに空の観察をしました。まぁ、子どもたちの寝る時間が8時でその前だったこともあるかもしれませんが、一等星クラスの明るい星はわかりましたが、それ以上暗い星は、見えて二等星かな・・・よくわかんなかった・・・

肝心のアンタレスは、長男が「あ!あそこに赤い星があるよ!」と見つけて、星座板と見比べたら、おおっ、たぶんそうだ!大正解!「いい目してるね~」と二人でアンタレスを見て大喜びしました。

左上の魚は1回目の海に行ったときに、長男がお針子さんと見つけたもの。そこの海は漁港のお隣。とはいえ海水浴場なのですが。。。なんと、海に入るのを怖がって海岸を散歩していたら、落ちていたようです。チヌ、石鯛の小さいのですね。後で私の弟に話したところ「チヌは握ると怪我することがあるんだよ」とのことでしたが、次男はこのお魚を握りっぱなし・・・。怪我をしなくてよかった・・・。

海怖い!花火怖い!蝶々怖い!と怖がってばかりの次男でしたが、魚はがっちり握って放しません。

ママに海に入れられて「こやい~!やめて~」と虐待しているかのような悲鳴をあげていたときも、魚だけは放さず・・・しかも「持ち帰って食べる!」と主張してました。さすがに夏の炎天下で落ちていた魚なので、食べませんでしたが・・・。

この海は「橋立」というところです。漁港-海水浴場-岩場、があるんですけど、漁港のお魚屋さんはいつも大じいじの家まで車でおいしいお魚の訪問販売に来てくれるんです。

岩場のほうは、小学生の頃だった私たちがいつも行っていたところ。大ばあばが握った真っ黒でまん丸のおにぎり(西武の包み紙かアルミホイルで包まれていた)をお昼にもって出かけていました。私は水泳があまり得意でなく、いつも浮き輪を持っていましたが、ここの岩場では、水中眼鏡で魚を見たり、もぐって貝を採ったりしていました。「しったか」という貝でベーゴマみたいなやつ。煮て食べるとおいしいのです。いつか子ども達が大きくなったらやってみよう!

ちなみに、橋立海水浴場の海の家は、後日でかける片野海岸よりもゆる~い感じ。場所代は不要ですし、浮き輪も「あ、それ貸してあげるよ~」と無料で借りられました!さらに、片野では、アサリとサザエとイカだけですが、こちらはあわびなどなどもあり。直販所も実はあった模様。さすが漁港の隣。

ただ。片野のほうは一応砂浜でそれなりに遠浅ですが、橋立は岩や小石ばかりの上に、50cmくらいいくと、ひょいっと深くなり、あっという間に大人が足がつかなくなるので、遊泳の際はちょっと気をつけないといけないかも。

それから、今回はなんと蝉の脱皮を観察することができました~♪
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親戚のお姉ちゃんが働いている植木会社が管理している公園で、「くわがたの道」があるというのです。木が5本くらいあってくわがたがいるんですって!我が家はかぶとむしは飼っていますが、くわがたはいないので、みせてやりたいなぁと思い出かけましたが・・・夕方はやい時間帯だったので、くわがたはおらず、強力な藪蚊にやられるばかりでした(汗)

でも。ふと見たら、あれ?動いた!よく見たら、脱皮しようと出てきた蝉の幼虫!こりゃー、一度子どもたちに脱皮をみせてあげたい、とさっそくつれて帰りました。私も子どもの頃に1度見つけて、木の葉さんと一緒に網戸に止まらせて観察したのを思い出しながら・・・

と思って、持ち帰ると、あれ?!背中がもう割れてる!明日の早朝かと思ったらキターーーーーッ!お日様が落ちていく速度と同じような速さで、どんどん脱皮していきます。

うんしょ、うんしょ・・・蝉君がんばれ!と応援しながら見ていました。途中なかなか脱げないときは「手伝いたいねぇ」とかいいながら・・・そして、緑色の半透明の蝉が出てきて、縮んでいた羽がどんどん伸びてぴんとして・・・見ているうちに蝉の色が茶色くなっていって・・・

本当に貴重な経験でした★

それから、「石川ふれあい昆虫館」(http://www.pref.ishikawa.jp/fureai/)にも行きました。
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世界三大美蝶、巨大ゴキブリ、各種くわがた&カブトムシなどなど貴重な虫や、貴重でない身近な昆虫の生態などを見て楽しむことができます。ちょうどクイズラリーをやっていて、全部正解すると缶バッチがもらえる!という企画があり、子どもたちにはまだ難しかったので2名分をママががんばってみて回答しました(笑)

ヘラクレスオオカブトとの記念撮影会もあり、ばっちり撮ってきましたよ~。触らせてもらえるなんて嬉しいです!

それから、蝶の温室があり、色とりどりの蝶が乱舞していて美しい! 写真でも世界三大美蝶の標本の1つ(右上)を掲載しましたが、ファブリックデザインとかにできちゃいますよね。燐粉系苦手な方には申し訳ないですが、この色、文様の美しさ・・・眺めていると、ほんと、テキスタイルのデザインが浮かび合ってくるような気がしました。

・・・その間・・・次男は悲鳴あげっぱなしでしたが(笑)。

それと、その日、羽化する蝶のさなぎも見ました。館員の方に、「今日孵るって何でわかるんですか?」と聞いてみたら、蝶々の模様ができるのは羽化の直前であるとのこと。「このさなぎは、後2時間くらいかかると思いますが、今日孵りますよ」とおっしゃるので見てみたら、アゲハチョウの模様がきれいに浮かび上がっていました。

ちなみに次男。蝶々は悲鳴あげまくりでしたが、芋虫青虫毛虫、みみずなどは大丈夫。しかも、魚は放さず・・・なんですよね~。ということで、なんというか、一般とは少し感覚が違う模様です・・・。

昆虫採集といえば、小学生時代に標本キットを買ってもらったのかな。で、弟と夏休みの自由研究にしようと虫を捕って標本を作ってみようとしたのですが、蝉に注射をしたときに、まさに断末魔の叫びとばかりに苦しみもだえたのを見た私たちは、そのまま蝉のお墓をつくり、虫取りもしなくなったんじゃなかったかなぁ。

殺してしまったという罪悪感と衝撃・・・命、を感じた経験でした。でも、標本見るのは悲しくないですけどね。かなりショックだった体験です。

我が家の少年たちも、いずれそういう思いをするのだろうか。

でも、知ってか知らずか、長男は捕るには捕るけど、「かわいそうだから、逃がそう」といつも虫たちを逃がしていました。やさしいね。

昆虫館では、お面づくりなどの工作も楽しみました。
ミュージアムショップもちょっとじっくり見てみたかったかも・・・。

それから、昆虫館のあと、ロープウェイに乗って獅子吼高原(http://w2232.nsk.ne.jp/skyshishiku/)に行きました。
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ロープウェイ・・・ここではスキー場と同じくゴンドラと呼びます。乗物好きな子ども達は大喜び。運がよければカモシカにも会えますが今回は見られず。

ゴンドラ同士がすれ違ったとき、次男が「ちゃお!」と言うのです。はて?なぜチャオ?!

・・・なんと、ディズニーシーで(http://mamaru-vol1.blog.so-net.ne.jp/2009-08-01)乗ったゴンドラと「ゴンドラつながり」で記憶を思い出したようです。すれ違うときに、チャオ!って言ってください、って言われたんですよ。いやぁ、2歳児の記憶力、予想外です!

獅子吼高原(http://w2232.nsk.ne.jp/skyshishiku/index.html)は、『新日本三大夜景 夜景100選』に選ばれたり、映画!『RISE UP!(ライズアップ)』-螺旋(らせん)の風-の舞台になったりと話題がありますが、パラグライダーのめっかでもあります。

日本海まで見渡せる眺望も自慢ですが、上昇気流ができやすいとのこと。私たちが山頂のレストランで焼きたてパンやご飯を食べている間にも何人もが飛び立っていきましたよ!7000円くらいでインストラクターさんと一緒に初めての人でも体験フライトができるとのこと。一度飛んでみたいね、と話していました。さすがに、子ども達が小さすぎるので断念しましたが・・・。

ちなみに、頂上のレストランの箸袋によれば、「獅子吼」という名前は仏教語に由来しているそうです。釈迦の説法によって悪魔や外道の徒が恐れおののくことを、獅子が吼えて他の獣がひれ伏すことに喩えているそうです。辞書でも「熱弁をふるって正論をいうこと」と出ているとのこと。なんだか豆知識ですね。

高原では、お散歩はもちろん、カートやリフトに乗ったりできます。バンガローやテントサイトがあり、そこにはバーベキューセットや設備があるので、もう少し子ども達が大きくなったらキャンプをしたいなぁ、と思ったりして。

私たちは見なかったのですが、麓の世界の獅子が見られる展示館なども見所です!

・・・と、途中から観光情報になってしまいましたが・・・

この夏も自然体験をいっぱいしました。

そういえば、長男は、太陽が東から昇って西から沈む、というのを覚え、南や北、という方角もなんとなくわかるようになったようです。時間帯によって、太陽の位置を「今は西かな」とかいってます。また、太陽と影のできる向きも覚えて、保育園と家の位置関係(東西関係)を認識したようです。

星座も、プラネタリウムと星空、また、神話の世界が少しずつわかってきたような。

私自身、理科や社会、というのは暗記科目ではなく、限りなく「体験科目」でした。体験から推測を広げて自分の生きる世界を把握する科目だった。ということで、学校で勉強する前に、遊びの中で、体験し、「感覚」を知ってもらえたらな、と思うママ。

で、わかる範囲で、例えば、お風呂に入って水を入れて「この盛り上がるのを表面張力っていうんだよ」とか、言うと、結構こどもは覚えて理解するもんですね。

別に学校のテストでいい点を取って欲しい、ということではなく、世界を知ることは楽しいんだよ、ということを、身をもって知ってほしい。

そういう意味で、日常の暮らしで触れあう小さな自然もさることながら、こういう体験は貴重な機会です。

我が家は博物館とかも好きなのでいっぱい行きますが、博物館で見たり、テレビで触れあったものよりも、やっぱり生の「体験」っていうのは子供の中で鮮烈なものです。

博物館も今どき結構工夫されていますが、でも、やっぱりそれは自然そのものではない。

立派な施設も楽しいですが、小さな虫の命のときめきや、かすかな星のきらめき、日常のささやかな科学が、子ども達の心に深くしみいっていく様子を見ると、学びというのは、本当に、毎日の暮らしの中にこそあるんだな、と実感します。

都会暮らし、また、WGママ、多忙なパパでママひとりの週末の多い我が家では、意識しないと自然と触れあわないままで過ごしてしまいそうですが、やっぱり肌で感じる自然って大切だなぁと痛感する夏なのでした。
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あーさん

自然いっぱいの楽しい夏休みでしたね!
満点の星空、昔、富士五湖の西湖でキャンプしたとき以来です。冬はともかく、夏の星座は、東京ではなかなかですもんね。
虫に興味しんしんなのは、さすが男の子!
我が家は私に似て、すっかり虫嫌いです^^;
せみの抜け殻ですら、最近ようやく触れるようになったくらいです。

さて、飛行機の長時間フライトですが、次男くんが5歳になっていれば、きっと大丈夫ですよ。
フランスまで長いといってもおよそ11時間。夜の便を選べば、ほとんどの時間寝ているだけですから^^うちの娘は、塗り絵、お絵かきセット、図鑑、工作等をしていたら、あっという間に着いてしまった感じです。勿論、機内のお散歩も結構しましたが・・・。
楽しみですね♪
by あーさん (2009-08-19 06:28) 

mamaru

キャンプもしてみたいんですよね~。
山の中だったら、絶対に満点の星空だと思いません?

虫は、うちはパパがだめ(特にゴキがダメなので、カブトムシも限りなくグレーゾーンで、セミの脱皮の写真を嬉しくて写メで送ったら見たくないといわれました(笑))ですが、私はとりあえずイモ虫毛虫系以外ならOKなので、野生は母担当です(笑)

イモ虫系も「いやぁぁぁぁ!」と言いたいところを、ぐっとこらえて、黙って微笑むワザを身につけました。鍛えられた(笑)

フランスまで11時間・・・ということは、帰省ラッシュの戻りの車(とはいえ、途中下車もありだけど)が約10時間、新幹線+特急が4時間半だから、なんかフランスって近いのかも~。とは思いつつ、おりこうさんにしてた娘ちゃん、えらい!

私、フランスに行って博物館とかいくとミュージアムショップで絶対に買い込んでしまいそうで怖い・・・。しかも、あっちに行くと、大柄な私のサイズが標準であるので、つい買い込んでしまいそうです~。
by mamaru (2009-08-19 08:53) 

Susumu

mamaruさんのお子さんたちは、素敵な田舎があってうらやましいです。本当に自然を満喫してきたのですね。僕の一族は1635年以来、ずっと東京住まいだったので、小学生の頃、作文で「田舎」という題を出されて、困り果てた記憶があります。

でも小学校時代の後半からは北九州に住むことになって、豊かの自然に包まれた山や川に小1時間も歩けば行くことができて、今思うと実に幸福な時間を過ごせました。

お子さんたち、この夏を含めて、田舎での色々な体験が、感性の基礎になるに違いありません。でも自然と人工とが入り混じってるところが現代なんだなって思いました。僕の子供の頃とは大違い。

by Susumu (2009-08-19 09:48) 

mamaru

おそらく、自然が先にあったほうが、先入観やミョウな固定概念を持たず、自然をありのままに、受け取れるんじゃないかなぁと思うのですが、我が家の場合、自然の前に、人工があることが多い(ママが博物館好きで面白がって行ったりすることもあるのと、やっぱりテレビや雑誌を見たりすることもあるし)のですよね。

ただ、人工だけでは薄っぺらい知識になってしまうので、やっぱり自然そのものをいかに感じさせるか、というのが、私の中で一つの課題です・・・

あとは、結局、朝晩や週末という限られた時間の中での過ごし方になるので、ね。平日はどうしても、時間に追われてしまいがち。

なんというか、なーんも予定もなく、ただ自然の中でじーっと好きなことをし続ける時間、というのを、こどもたちにもっと作ってあげたいなぁというのが一番の願いです。

ちょっと見て、はい、分かった!なんてものではないし・・・星空だって飽くことなく眺める、そんな時間って豊ですよねぇ。
by mamaru (2009-08-19 12:28) 

leaf

ふ化したての蝉の羽はグリーンなんですねぇ!
by leaf (2009-08-19 20:40) 

mamaru

綺麗な透き通った色なんですよ~
あの、茶色からは想像できないような
それが見ている間に茶色みを帯びていくのも、なんとも不思議な感じでした
by mamaru (2009-08-20 08:57) 

qooo

生まれたての蝉、きれいですね〜。
なんだか、生命力に溢れてるってかんじ!!!
素敵なものを、みつけましたね〜。

お魚をにぎって離さなかったという次男君。
可愛らしいです〜。食べるって言うとこがいいね!!
海、虫と、自然を満喫できた、素晴らしい夏休み。
やはり、自然の色が一番美しいですね。
兄弟の記憶にも、鮮やかに残りますね!!!
by qooo (2009-08-23 15:52) 

mamaru

羽化し切って、羽がピンッと伸びた、ガラスのようなセミの写真もあったので、それも掲載すればよかったなぁと思いますが、本当に触れたら壊れそうで、でも、命に満ち溢れてフレッシュな感じのセミは、本当に一見の価値があるなぁと思いますよ。

しかし、昨日も、次男はトチノミとかにおっかなびっくりなくせして、みみずとかゲジゲジには割合積極的・・・彼はどういう感覚で怖がっているのかよくわかりません(笑)

それにしても、やっぱり自然が一番!
こどもたちを放牧できるし・・・!!
しゃがみこんで、何かをずーっと見ている子供の姿っていいものですよね。何を見ているのかわかんないけど。
by mamaru (2009-08-24 08:56) 

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